どうも。大河内薫(@k_art_u)です。
今日は真面目な税務です。
減価償却
減価償却は、
個人および法人が取得した固定資産の取得価額のうち、
”事業の用に供したもの”について、
一定の金額を損金算入していいよ(経費にしていいよ)というもの。
つまり、そもそもは、
その資産を使用開始していないと、経費にできないよってこと。
豊洲市場の固定資産
2016年11月に開場予定だった豊洲市場。
各経営者の計画では、
とっくに固定資産は事業供用しているはずだった。
市場などの固定資産は金額も高額になりがちだから、
豊洲市場に設置した固定資産が減価償却できないとなったら、
2016年11月以降の決算には影響大。
豊洲市場へ設置した固定資産は減価償却・評価損の対象
築地市場から豊洲市場への移転時期が延期されて、
いまだ開場の目途は立っていない。
しかし、国税庁は、
新市場へ設置した固定資産について、
「減価償却又は評価損の対象として損金算入できるとする取扱い」
をまとめ、市場関係者に周知したとのこと。
・・・英断ですね^^
今回は不測の事態だから、
「資産を使ってなくても経費にしていいぜ」ってことです。
税金は国の売上なので、国側からしたら多いほうがいいわけだが、
今回のように国民に寄りそう形で、英断を続けてほしい。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!