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どうも。大河内薫です。
お金の教育を義務教育に入れるべく日夜奔走しています。
今日は日常にひそむ借金リスクについて話します。
「のほほんと生きていて、気づいたら借金していた」みたいな落とし穴は、世の中に本当に多いです。
リボ払い
なんとなく名前がチャーミングな ”リボ払い”。でもこちら、地獄への片道切符です。
ざっくりと説明をするなら
- 正真正銘の借金
- 限度額オーバーになる仕組み
これです。とんでもない制度です。
まず大前提としては、リボ払いはクレジットカード会社がめちゃくちゃ儲かる仕組み。だから広告費を割いて、あの手この手で勧誘してきます。
クレジットカードを発行する際に、小さい文字のところに初期設定でチェックマークをつけておいて発行させる。実はそのチェックマークはリボ払いへの同意だったなんてこともあります。ビビります。
そんなリボ払い、何がやばいかというと
- 気づいたらリボ払い
- 利息がやばい
- 限度額オーバー
この３つです
気づいたらリボ払い
これは先ほど言った通りで、「リボ払いにしたつもりなんてないのに、リボ払いになってた！！」という方が本当に多いです。
勝手にリボ払い設定になることはないですが、あの手この手で自分で操作したような体裁を整えてリボの同意をとってきます。
だから定期的にクレジットカードの月額明細を確認することは必須ですね。リボ払いになっているかどうかを今すぐ確認しましょう。
利息がヤバい
利息は年間15～18％です。これ、ヤバいです。（でも法律の範囲内です・・
100万円借りたら、1年後の返済時には115～118万円で返すわけです。
2021年4月時点での住宅ローンの年利は、安いと0.5％を切ります。
ディーラーでのカーローンの年利は、5％を超えることがあります。これ、めちゃくちゃ高いです。
でもリボ払いは・・・汗
ってことです。
限度額オーバーになる仕組み
例えば毎月7～8万円カードを使う人がいるとします。毎月の引き落としが結構キツいなぁと思っているところに
「毎月２万円の引き落としでいいですよ！」
という誘いがくれば、何も知らなければのってしまいます。これが地獄への片道切符。
毎月２万円の引き落としになったので、楽になった～と喜んでるのも束の間。
この方、”必ず”限度額オーバーします。
リボ払いを設定して、毎月の引き落とし金額以上に使うと、必ず限度額オーバーします。
先の方だと、7～8万円の使用は変えずに、引き落としは毎月２万円になった。しかもリボ払いですから2万円の内訳は、利息が15,000円で返済が5,000円とかだったりする。
そうすると、毎月返済しきれていない金額は65,000～75,000円たまっていく。
限度額が100万円でも1年ちょっとで限度額オーバーです。
カードが使えなくなって、そこで多額の借金があることに気づくんですね。
奨学金
こちらも正真正銘の借金。
奨学金→学生借金制度と名前を変えてほしいくらいですよ…。
サロンメンバーと話していたときのこと。とある大学の日常の話。
大学１年が終わりかけのころ、生徒に集合をかける大学側。来年度の学費を払うのが大変だったらこの紙書いて出しといてね～という感じにフランクに奨学金を締結させにくる。親の同意なしでいけちゃうのは、大学生というのは大人と判断されるからだそう。
結構驚きのエピソードですが、どの大学もこんな感じなんでしょうか…。恐怖で震えますね。
借金ということを知らずに奨学金を借りて、彼らが社会人になるときに数十～100万円単位の借金を背負っていて、返済をし始めてその重みに気づく。
「こんなはずじゃなかった」と、奨学金を借りたことに後悔している人もいるでしょう。ちゃんと教育で教えるべきところです。
ZOZOツケ払い・メルカリ後払い
人を破産まで追い込むことはなかなかないけれど、一番フランクゆえにたちが悪いのは有名ショッピングモールやフリマアプリでしょう。
ZOZOTOWNが用意しているZOZOツケ払いも、メルカリが用意しているメルカリ後払いも、正真正銘の借金です。支払いが後ろ倒しになって、手数料を取られるんだから借金です。その手数料は実質利息です。
この、実質利息＝利息ではないってところがやっかい。
例えばZOZOツケ払いの場合は、上限金額55,000円までは何度でもツケ払い設定ができます。ツケ払いをするたび330円の手数料がかかり、支払いは2か月後になります。
例えば11,000円の買い物を5回して、すべてZOZOツケ払いにするとします。上限いっぱいまで制度を使って、手数料は330×5回＝1,650円です。
これは55,000円を2か月借りて、手数料を1,650円払っているのと何ら変わらない。
ZOZOTOWNの客単価は7,000円前後だといいます。そうするとツケ払いをMAX使うと約8回の使用になり手数料は2,640円。
これは55,000円を2か月借りて、手数料を2,640円払っているのと何ら変わらない。
ってことは、
2ケ月の利率は約4.8％、単純に6倍すると年利は28.8％です。非合法レベルになるのです。（でも利息じゃないから合法です）
とんでもないですね。
自分の身を守るのは知識
お金にまつわる落とし穴は本当に多いです。のほほんと生きていると……借金という落とし穴に簡単に落ちてしまう、落とされてしまう世の中だということは理解しておきましょう。
そのときに自分の身を守るのは知識。学校では教わってこなかった「お金の知識」です。
これは社会に出たところで誰も教えてくれません。なぜなら学校でお金の知識を学ばなかった大人たちで構築されているのが日本社会です。
だから自ら学ぶしか道はありません。お金の罠から自分と大切な人を守るためには学ぶしかないんです。
僕と一緒に一歩ずつがんばっていきましょう^^
それでは今日も素敵な一日を。
最後まで読んでくれたあなたに、幸あれ！
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